御中 常野(みなか とこの)

｢宇宙から見たらどうでもいいって？でも、君には大切なことなんでしょ。どーでもいいとか言わないの。｣

天之御中主神(アメノミナカヌシ)という宇宙創世の神。兼、激辛ぷろだくしょん社長。

宇宙創世して以来、何も語ることもなく引きこもっている｢何もしない神様｣として有名で、業績の割には目立った信仰を得ることも無く影の薄い存在だった。

あまりにも長い間何もしないことに飽きてしまい、つい数百年前に祀られはじめた小さな神社に訪れる人々を眺めているうちに大好きになった人間達と触れ合いたいという気持ちで人間の姿になり動画配信プロデュースを始めた。

自分の力で生きようとする人間の姿を愛しているので、極力神通力を使わないように気をつけているがありあまる神通力のせいでうっかり奇跡をおこしてしまいがち。

ただし、神であると知って頼み事をすると確実に叶えてくれる代わりに｢それなり｣の生贄を求める。きちんと主祭神としての仕事もしており、午前中は主祭神として神社で参拝客の対応などのお仕事中のため、プロダクションとしての仕事はほぼ取締役とその部下に任せている。

摛の能力は、祭りの日に神社にいた彼の願いをうっかり盗み聞きしてしまったことから神通力が漏れ出して特別な能力をさずけてしまったもの。そのことに対してトコノは自責の念を抱いている。