瑞穂 摛(みずほ しく)
「運命で繋がれたふたりも簡単に別離する。運命に導かれなくても必死に共に歩もうもするふたりもいる。ないものねだりなんかクソ喰らえだ。」
元々喜怒哀楽が希薄で、得に怒ることが苦手なことを悩んでいた。
ある日、星供祭の日に人混みから離れて考え事をしていたが、北斗七星の神とも言われる常野がその悩みに共感し、憐れに思ったところ神通力が漏れ出し「運命の糸」が見える能力を与えてられてしまう。
元々、目が悪くオッドアイで片方が色盲だった。運命の糸が見えるのは色盲の方の目なので明瞭に判別は出来ないが、赤い糸以外にもある運命の糸を見ることはできる。
そのことを申し訳なく思った常野の力によって、まさに奇跡的な幸運に恵まれているが本人は怒りという感情が理解できないという悩みを解消できていない。
トコノのことは、左目で彼を見ると全身から糸が広がっているので人間ではないということは認識している。
怒り以外の感情についてはごく普通の情緒の持ち主だが、気だるげな態度で感情そのものがないのだと勘違いされがち。
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